2011年5月17日火曜日

久しぶりの墨付け



久しぶりの、墨付け、刻みです。
これは、追掛け大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)です。
6m×4mほどの、ヤグラを作るのですが、渡り腮(わたりあご)の伝統構法で建てます。




さっそく、刻みに入ります。
五分の角ノミです。




このように、四角い穴が掘れます。
これは、込み栓の穴です。




こちらは、一寸の角ノミ。




ホゾ穴が、掘れます。
いの壱番です。




ほぞ取りです。この機械に二回、通すと・・・、




こんなホゾが出来上がります。
重ホゾ(じゅうほぞ)と言って、渡り腮を、下から上まで、貫いて、固めます。




追掛け大栓継ぎを、刻むとこんな感じになります。




一応、仮組みをしてみます。
長手方向へ、つなぐ継手という組み方です。




差し込んでいくと、お互いが引っ張り合って・・・。




組み合わさります。この状態で、横から込み栓を叩き込むと、完全に固まります。
これを考えた人は、素晴らしいですねぇ。




こちらが、「渡り腮」。この部分に下から柱のホゾが上まで貫いて、固めます。
建前は、来月に予定しています。




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