2011年9月30日金曜日

家づくり-4

和田山町で、循環型の家づくりをしています。
セルフビルドで、得た、技術を使って、伝統軸組工法の金物を一切使わない、木組みの家を造ります。
その工程を随時アップしていきます。


今回は、前回の縄張りに続いて、丁張(ちょうはり)という作業をします。




このように、縄張りを基準に、建物の壁の芯から、2尺外側に杭を打っていきます。




ここで、この機械の登場!水平器です。水平を測る機会です。
普通は、二人で作業しないといけないのですが、この機械は、一人でできる、優れものです。




この受光器を、上下に動かすと、水平の基準線のところで、「ピー」っと鳴るので、その高さを杭に写していきます。




で、ヌキという板を、その印に合わせて貼って行くと、正確な水平の基準線が出来上がります。




その板の上に、釘を打って、基準となる通りに真っ直ぐな糸を一本張ります。




その、基準線に対して、今度は直角の糸を張ります。
直角の出し方は、直角の線を引いた、大矩(おおがね)とい言う、道具を作って、それに糸を合わせて、いきます。




キレイに直角が出ました。




そこから、各通りまでの距離を測って、それぞれ釘を打って、必要な通りに全て糸を張ります。





これで、丁張が完成です。
家づくりでは、これが全ての基準になりますので、丁寧に正確に造ります。
次の工程は、これを基準にして、基礎工事に入ります。
それと同時に、作業場では、材木の墨付けと刻みの作業を続けます。



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