2011年12月6日火曜日

家づくり-21

和田山町で、循環型の家づくりをしています。
セルフビルドで、得た、技術を使って、伝統軸組工法の金物を一切使わない、木組みの家を造ります。
その工程を随時アップしていきます。


先日、現場へ、土台を運び込みました。
材木の搬入は、これが始めてです。
いよいよ、現場が動き始めます!




さっそく、土台を据えていきます。
これが、置くだけのように見えますが、通りの芯を出して、アンカーボルトの位置を、一本づつ、測って、土台に写します。
そこへ、ボルトを通すための穴をドリルで開けて、座金をはめるための座彫りというのをノミで彫っていきます。




それが済むと、いよいよ、置いて行きます。
上になる材や、下になる材があるので、組み方に気をつけて、置いて行かないといけません。




継手(つぎて)は、追掛大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)です。
女木と男木があって、まず下になる女木を置きます。




つぎに上から、男木をカケヤで、叩きこんでいきます。




一本に繋がったら、横から込み栓を打ち込みます。




仕口(しくち)は、蟻継ぎ(ありつぎ)です。
こちらも、女木を下にして、男木を上から叩き込みます。




キレイに接合されました。




良い感じで、作業は進みました。
土台の下にある、黒いパッキンは、基礎パッキンと言って、基礎に換気口を作らずに、基礎と土台の間に隙間を作ることで、換気をします。
基礎に欠きこみを作らないことで、基礎の強度は上がり、換気量も従来の1.4倍あります。
土台自体も、基礎に接地していない分、湿気がたまりにくく、乾燥しやすいという利点があります。





土台の敷き込み完成です。
基礎と土台ができました。家の要ですね。




現場には、御施主様の田中さんご夫妻が、時計型薪ストーブを置いて下さいました。
これが、結構、暖かくて重宝しています!ありがとうございました!



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