2011年12月29日木曜日

家づくり-29

クリスマス寒波の影響で、現場に入れなかったのですが、昨日から、再開しました。


今日の現場です。
年内に、屋根の下地を完成させるべく、今日も朝から現場に入りました。
現場は標高が高く、氷の世界でした。材木に霜が降りてました。
身に刺さるような寒さです!!




かなり、屋根の上は、危険な状態です。
棟より向こう側へ足をかけて、滑ってしまうと、谷の底へ向けて、ダイビングすることになってしまいます。




なので、日が昇るまでは、他の作業を進めます。
こちら側の短い方の屋根は、比較的安全なので、ここの準備を進めます。




そうこうしているうちに、日が差してきました。
今日も、梓野くんが、段取りよく、作業を進めてくれます。
たのもしい、助っ人です!




その間に、煙突の位置を、正確に出して、野地を切っておきます。
板金の下地の割を出して、その間に煙突が立つように計算しなくてはなりません。




場所が決まったら、ひとまず、断熱材をカットします。




で、野地をカット。
ここから、薪ストーブの煙突が伸びてきて、屋根をつらぬきます。
作業中、ここから落ちないように気をつけましょう!




こちらでは、荒野地が、貼り始めました。
このように、断熱材の上に空気層を設けることで、断熱効果がさらに上がります。




ようやく、反対側も貼り始めました。
このあと、日が落ちて、暗くなるまで、作業が続きました。
写真を撮る余裕がなかったので、完成写真は、また明日になります。
いよいよ、明日、屋根の下地が全て完成します!!



2011年12月27日火曜日

恒例の大雪!


今年もついに、大雪が降りました。
年末に、雪が多いと、この先、思いやられます。
鳥小屋に行くのにも、一苦労!




で、こうなると、もうバイクも乗れませんので、キャブレターのガソリンを抜いて、冬眠させました。
春まで、おやすみなさい!




2011年12月22日木曜日

家づくり-28

今日、化粧野地を貼り終えました!
夕方から、雪の予報だったので、休憩も、昼ごはんも抜きで、いっきに作業を進めました。
応援に来てくれている、梓野くんが、頑張ってくれたおかげで、貼り終えた頃に、雪が降ってきて、間一髪、間に合いました。


一階から、屋根を見上げた、写真です。
化粧野地が貼られた、大屋根を、十字に組まれた、丸桁が、力強く支えています。




こちらは、一階から、ロフトを見上げたところです。




そ外から、見た感じです。




ルーフィング(防水シート)と、断熱材も貼りました。




この断熱材は、自然派電気工事士のプラヂナーの松見さんに、提案して頂いたハウスラップという、断熱材です。
薄くて、作業性がよくて、断熱効果は抜群です。
この上に、垂木を打って、さらに荒野地を貼って、もう一度ルーフィングを貼ります。
その上に、ガルバニウムの板金で屋根を葺きます。




2011年12月19日月曜日

家づくり-27


昨日と今日は、天候に恵まれて、作業が進みました。
「登り梁」です。




継手を、丁寧に組んでいきます。




合掌の部分も納まりました。




この流れは、どうですか!キレイに通ってます。




返りの部分も、納まってます。




これで、すべての構造材が組みあがりました!




家の形の全貌が、見えました。




2011年12月18日日曜日

家づくり-26



今日は、日曜日でしたが、天候を優先して、現場で作業してきました。
梁と桁が組めたので、柱の「立ち」を見ていきます。
ようは、柱が垂直に立っているかということです。
この道具が、「下げ振り」と言って、垂直を見る道具です。




柱から糸までの距離を、上と下で測って、同じなら、垂直というわけです。




垂直になっていない場合は、人手があれば、ロープなどで引っ張ったりしますが、今回は、チェーンブロックで引っ張ります。




このように、土台から引っ張れば、柱の立ちが直ります。
そこへ、仮筋交いを打って固めます。




そのあと、母屋が全て組めました。




棟から見下ろした感じです。
ほぼ片流れの、大きな屋根です。圧巻ですねぇ。




そして、ついに、一本目の「登り梁」が、掛かりました。




どんどん、掛けていきます。




だんだん、屋根の形が見えてきました。




明日、すべての、登り梁が掛けられそうです。



2011年12月15日木曜日

家づくり-25


本日、建前でした!
総勢7名で、早朝から、作業を進めます。




梁が、どんどん組まれていきます。
この、カケヤのカーンという音が山に響いて、爽快です。
木組みの家は、作る段階から、気持ちいいです。




梁が、全て納まり、今度は、桁を組んでいきます。




慎重に、全員で、各ホゾを確認しながら、納めていきます。




組まれていくに従って、だんだん、ガッチリとしてきます。
4寸の柱に、1寸のヌキを通しています。




この家のシンボルの丸桁が納まりました。




続いて、二本目。




さらに、三本目。




慎重に、納めます。




見事に、丸桁が、十字に組めました。
この重量感が、たまりませんねぇ!カッコイイです!




さて、お昼です。御施主様の田中さんご夫妻から、御志をいただきました。
みなさん、大変喜ばれました。田中さんありがとうございました!




さぁ、午後です。和室の差し鴨居もキレイに納まってます。





さらに、ロフトの柱が完了です。




何とか、棟が上がりました。





棟の続きも、納まりました。
明日から、また頑張ります!



2011年12月14日水曜日

家づくり-24

和田山町で、循環型の家づくりをしています。
セルフビルドで、得た、技術を使って、伝統軸組工法の金物を一切使わない、木組みの家を造ります。
その工程を随時アップしていきます。


今朝、現場に行くと、凍ってました!




さて、気を取り直して、昨日の続きです。
柱と、貫(ヌキ)を組んでいきます。




これが、知恵の輪のように、考えながら組まないと、順番を間違えると、組めません。
組んでいくにつれ、がっしりとしてきます。




徐々に、壁の形が見えてきます。




貫の、止めの部分は、このように、鎌首にしてあるので、落としこんで、上から、クサビを打てば、絶対に抜けません。




継手のところは、柱の芯の所で、このように組んでいます。
最終的に見えなくなるところも、手を抜きません!




いよいよ、柱のほとんどが、立って来ました。
ここは、玄関まわりです。




分厚い貫で組むと、安心感があります。





いよいよ、明日は、建前です。総勢7名で棟上げを、目指します!!